2011年7月20日にAppleがMac OS Xの新しいバージョン10.7、その名もOS X Lion(ライオン)をリリースしました。今秋リリース予定のiCloudやiOS5などともにAppleの提唱する新しいITライフを実現するための機能がふんだんに盛り込まれたOSということで期待度も高いです。インストールした感想でも書いてみます。
私がMacBook Proを購入したのは今年の3月だったので、Snow Leopardとは5ヶ月弱でおさらばです。さっそくLionにアップグレードしました。アップグレードはApp Storeからのみで、価格は2,600円(OS X Lionにサーバー機能を追加したOS X Lion Serverは4,300円)。ダウンロードからインストール完了まで、およそ45分くらいでした。
今回のOSのアップデートで新しく追加された機能は250を超えると言われています。ただ普段使い的には、それほど意識することなく今まで通り普通に使うことができると思います。いくつか特徴的な新機能をピックアップしてみます。
スクロール(マルチタッチ・ジェスチャー)
マルチタッチトラックパッドでの操作性が大幅に向上しました。中でも大きく変化したのが、スクロール。これまで画面をスクロースする際に、画面を下に移動したければ、タッチパッド上では指を下に滑らしていましたが、iPhoneやiPadでの動きに合わせたということで、これが上下左右すべて逆になりました。かなり頭が混乱しています。(左右の動きに関してはOS内で統一されてなくて、さらに混乱します。)ただスクロールは頭で考えてすることではないので、押してもダメなら引いてみろ的な感覚で何となく適応しています…。システム環境設定で、従来の動きに直すこともできるようです。
LaunchPad
デスクトップのDockに新しく追加された「LaunchPad」ボタン。このボタン一押しで、アプリケーション一覧が表示されます。
Mission Control
これも新たにデスクトップのDockに追加されました。このボタン一押しで、現在作業中のアプリや開いているウィンドウをすべてを一瞬でチェックすることができるようになります。これはかなり便利かも!
Finder
Finderも何気に良くなっていますね。「マイファイル」機能が便利そうです。フォルダに関係なく、Mac内に保存されているファイルをファイルの種類ごとに一つの画面に表示してくれます。
それから、「AirDrop」も画期的な機能ですね。近くでMacを使っている人がいると、Finder上に相手が表示されます。そして、ファイルをFinder上にドラッグ&ドロップすることで相手にワイヤレスで送ることができるようになっています。
Mac Mail
これまでのMac Mailは、メッセージ一覧の下に本文が表示されるレイアウトが嫌いなので使っていませんでしたが、今回のアップデートにより画面レイアウトも大幅に変更され、さらに「スレッド機能」が追加されたり、機能的にもだいぶ使いやすくなっているっぽいので、Thunderbirdから乗り換えてみようかなと思っているところです。
上記以外にも数々の新機能が追加されています。今後少しずつ把握していければと思います。
ひとつ残念なことに、今回のアップデートによって、Intel Mac上でPowerPCアプリケーションを起動するための「Rosetta」機能が無くなり、LionではPowerPCアプリが使えなくなりました。これはほんとにどうしてくれんのって話です…。音楽系のソフトが使えなくなってしまいました…。こうなったらLogic Studioを使おうと思いますけど、次のバージョンアップはいつなんだろう?買うなら待った方がいいのかな?
でも、新しいOSになると、なんだか心機一転やる気が出てきますね!これから数年間は使うことになるし、うまく使いこなしていきたいです!
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