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LPIC Level1 101試験への挑戦

17日にLPICレベル1の101試験を受けてきました。

LPICとは、Linux Professional Institute Certificationといい、世界共通のLinux技術者認定試験で、Linuxの資格としては、世界最大規模の資格といわれています。

LPICの特徴としては、その資格認定の際に、Debian系やRed Hat系など特定のディストリビューションに限定することなく、Linux全般の幅広い知識を求めることです。特にサーバーを扱う企業などでは、サーバー技術者を育てる上で、LPIC資格の取得を推奨ところも多いと思われます。

私の務めている会社でも、サーバーを扱っている関係上、LPIC資格を取得するように全社挙げて取り組んでいます。

現在の私の業務ではLinuxをいじる機会はそれほどないのですが、自分の仕事の幅を広げることを目的に、昨年の8月より挑戦することにしました。毎朝始業時間の1時間前に出社し、少しずつですが勉強してきました

当初の目標は昨年中の取得となっていましたが、いつのまにか2009年度中となり、あれよあれよでここまで延びてしまいました…。そもそもネックとなっていのは15,000円というその受験料でした。「落ちたら、お金がもったいない!」となかなか決心がつかないでいました。

そうした中、今年入社した新人さんたちが、なんと1ヶ月たらずで全員合格を果たすというびっくりニュースが舞い込んできました。これは正直プレッシャーにもなりましたが、受験への起爆剤ともなりました。

ということで、受験料はくれてやるという気持ちで申し込むことにしました。いざ申し込みをしようとすると、この申し込みが非常に面倒くさい…。まずLPIの会員登録が必要だったり、プロメトリック社の申し込みもやけに大変だったような…

申し込んだ以上、お金が無駄にならないように後はもう合格するしかない!!ということで、今週末はひたすら勉強しましたよ。こんなに家で勉強したのは何年ぶりだろうか???おかげで、ある程度の自信をもって受験当日を迎えることができました。

妙な自信はありましたが、やはりテストはテスト!そう簡単には問屋は卸さないものです…。一通り終えた時点で、答えが不明な問題が11問もあるじゃあーりませんか。しかし考えてもわからん…

このプロメトリック社での試験は、パソコンで受けるようになっており、「テスト終了」ボタンを押したと同時に結果が出るようになっています。なんどか見直し、わからない問題も悩んでも仕方ないから何かしら埋め、いよいよ「テスト終了」ボタンを押す時がきました。

そう、ボタンを押そうとしました。

ところが怖い、怖すぎる…

おそらく大丈夫だと思っている自分もいましたが、自信のない問題が11問…、その他にもひょっとしたら間違っている問題があるかもしれない…。そう思うと、やはりボタンを押すのが怖い…

でも、見直したところで結局答えは変わらないし…、わからないところはやっぱりわからないし…

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長い葛藤が続いた後、最後は意外と楽観的になり「押しちゃえー」といった感じで、覚悟を決めて、ボタンを押しちゃいました!この瞬間が一番ドキドキしました!

で、結果は???

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見事「合格」!!

久々に興奮しましたネ!

ただ、このLPIC、レベル1として認定されるには、101試験だけでなく、102試験にも合格する必要があります・・・

まだまだ先は遠いということで、102試験合格に向けて、また明日から毎朝の勉強は続けていくつもりです!

ちなみに、テキストは主にこの2冊を使いました。

『Linux教科書 LPICレベル1 第4版』
出版社:翔泳社
⇒詳細はAmazon.co.jp
徹底攻略LPI 問題集 Level1
『徹底攻略LPI 問題集 Level1/Release3 対応』
著者:鳥谷部 昭寛、菖蒲 淳司
編集:株式会社ソキウス・ジャパン
出版社:インプレスジャパン
⇒詳細はAmazon.co.jp

基本は『Linux教科書 LPIC』1冊で十分だと思います。誤字が多く、内容的にも初心者にはやさしくない書き方ですけど、粘って全部覚えたら、間違いなく受かります!

確実にするには『徹底攻略LPI 問題集』もやっておいた方がいいですね。以下、実際に載っていた問題が出ました!

  • ・findコマンドの-maxdepth
  • ・tr -d “r”
  • ・dpkg -c

それからod -t oが出たのは個人的に感動でした!?

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