この度、約3,000円でなかなかコンパクトで高速なMacBook 12 Retineの写真取り込み環境を整えたので紹介します。今年の5月に新しいMacBook 12 Retinaを購入しました。USB-Cポートが1つしかなく拡張性に乏しいMacBook Pro 12。従来のUSBを使えるようにするUSB-CからUSBに変換するアダプタとUSB3.0の高速カードリーダーを購入することにしました。なるべく安く、そしてコンパクトに。
事の始まり
MacBook 12 Retinaを買うまでずっと使っていたMacBook Pro 15(Early 2011)を久々に起動したら、異様にもたついていてカーソルを動かすのもままならない状態となっていました…。再起動したり、セーフモードで起動したりしても状況は改善されず、何が起きたんだろうと思っていろいろ調べていたら、バッテリーがすでに逝っちゃっているということが判明しました。充電してもずっと0%のままで、メニューバーのところには「バッテリーの交換修理」と出ていました。バッテリーが0%のままずっと放置していたのが、まずかったでしょうか。
拡張の乏しいMacBook 12 Retinaは開発用、そして拡張の豊富なMacBook Pro 15は「写真用」という使い分けを考えていましたが、そうもいかなくなってしまいました。デジカメで撮った写真を取り込んでおきたいことがあり、MacBook 12 Retinaに仕方なく取り込むことにしました。
どうする?SDカードスロットのないMacBook 12 Retina
MacBook 12 Retinaでは、周辺機器を繋ぐことなんて全く考えていませんでした。SDカードスロットはないし、USBはあってもUSB type Cだし。でもApple純正の「USB-C – USBアダプタ」は2,200円(税別)だから、まあそこまで高くないので、カードリーダとそれさえあれば何とかなるかなと、とりあえず有楽町のビックカメラにでも行ってみることにしました。
品定めしていると、やはりいろんな商品があるもんですね。USB-C関連の商品もそれなりにありました。そんな中から、最終的にこれだと思った商品を購入しました。
USB type CをUSB 3.1に変換するアダプター「ELECOM USB3-AFCMADWH」
USB-C専用のカードリーダを準備しちゃえば必要のない変換アダプターですが、iPhoneも接続することがあるかもしれないとか考えると、やはり必要です。そうすればカードリーダーもUSBのもので済むし。ということで、購入したのが「ELECOM USB3-AFCMADWH(ホワイト)」です。
これを見つけた時は、かなりの感動でした。Apple純正の変換アダプターは若干短いケーブルがあるのに対して、こいつのこの邪魔にならないコンパクトさ、しかもUSB3.1対応。ビックカメラ価格で1,980円(税抜)、純正品より200円ほど安い。
高速カードリーダー「ELECOM MR3-C004BK」
USB-CをUSB3.1に変換するアダプターを購入することにしたので、カードリーダーはUSB-C対応のものでなく、USB3.0以上に対応したものを買えばよくなり、選択の幅が大きく広がりました。そこで見つけたのが、この超高速と謳っているUSB3.0対応の「ELECOM MR3-C004BK(ブラック)」 です。
このUSBメモリのような筐体、いかがでしょうか。SDカードのみならず、micro SDカードにも対応しています。持ち運びにもかなり便利だと思います。しかもこれが結構安くて、ビックカメラ価格で1,070円(税抜)。
ドッキングそして写真取り込みへ
USB-C変換アダプタとカードリーダーを繋げるとこんな感じです。かなりコンパクトです。
以下はMacBookに接続した状態です。余計なケーブルもなく、USBメモリをつけたような感じです。若干不安定さはありますが、そこまで気にはなりません。
画像(写真)を取り込むスピードも、USB3.0の高速カードリーダーのため、かなり速いです!自分のデジカメは一眼レフのNikon D5300というカメラで、写真1枚のサイズも10MBくらいになりますが、ストレスなくサクサク取り込んでくれています。
OS X El Captainの新しい「写真アプリ」で写真管理
取り込んだ写真の管理は、Macの新しいOS「OS X El Captain」に付属の「写真」アプリにすべてお任せすることにしました。未だに写真を如何に管理すべきかの答えは見つかっていませんが、ここにきて普段あまり使わないAppleのソフトに賭けてみようと思うようになりました。激重なiPhotoに比べてだいぶ良くなったと評判も悪くなかったので。
iOS 9の方の「写真」アプリは、編集機能を中心によく使っていました。OS X版の「写真」アプリも使ってみると、iOS版の方と同じように編集ができたり、使い勝手は悪くありません。編集できる機能はiOS版よりも充実していて、かなり強力ですね。自分の用途としては、これだけで十分なくらいです。特に気に入っているのは、編集した写真を好きな時にオリジナルに戻せるところですかね。他のアプリの機能を取り込んで編集機能の拡張ができるところなども見逃せません。「写真」アプリ、侮れません!
まとめ
このUSB-C – USB変換アダプタ「ELECOM USB3-AFCMADWH(ホワイト)」と高速カードリーダー「ELECOM MR3-C004BK(ブラック)」のELECOMコンビの組み合わせは、コンパクトさ、価格、性能と総合的に見て自分としては最強の組み合わせなのではないのかと思っています。軽くて持ち運びにも便利というMacBook 12 Retinaのコンセプトにもマッチしていると思います。
拡張性に乏しいと言われているMacBook 12 Retina、それを受け入れて購入したつもりではありますが、やはり所有してみると、いろいろとやってみたくなるものですね…。写真をMacBook 12 Retinaに取り込んで管理したいという方、そしてApple純正品にこだわらないという方に、ぜひオススメしたいアイテムです。
最後にAmazonで調べたら、似たようなものでもっと安いものがあったので紹介しておきます。
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