2020年東京オリンピック開催おめでとう。9月8日にブエノスアイレスで行われたIOC総会で、2020年のオリンピック開催地として「東京」が選出されました。東京に住む者として大変「夢と希望を与えてくれる出来事」となりました。7年後どんな形でもよいから関われたらよいなと思っているところです。
さて、「オリンピックと言えばドメイン」と勝手に決めてつけて、これまでもいくつか記事を書いてきました。すでにドメイン業界からは退いていますが、この辺の話題について少々触れておきます。また、まだ取得できそうな関連ドメインもピックアップしてみましたので、これからオリンピック関連のドメイン取得を考えている方は参考にしてみてください。
「tokyo2020」他主要ドメインの取得状況
オリンピックやワールドカップなどの大きなイベントの開催が決定されると、公式サイトや関連サイトの運営のためやドメイン売買目的のために多くのドメインが取得されます。今回の2020年の東京オリンピック開催決定を受けて「tokyo2020」関連のドメインを取得する動きも加速したことでしょう。今ムームードメインで「ドメイン検索」をすると、主要なドメインと思われる「tokyo2020」「tokyo-2020」「東京2020」「東京-2020」はほぼ取得されている状態です。(「東京-2020」については、日本ドメインでハイフン入りということで人気が落ちるためか、まだ取得可能なドメインがけっこうあります。)
◎主要なドメインの現在の利用状況(2013年9月10日現在)
主要なドメインの現在の状況については以下のようになっています。東京2020オリンピック・パラリンピック承知委員会による取得は「tokyo2020.net」、「tokyo2020.org」、「tokyo2020.jp」の3つとなっています。
- tokyo2020.com ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- tokyo2020.net ⇒ 公式サイト(英語版)に転送
- tokyo2020.org ⇒ 公式サイト(英語版)に転送
- tokyo2020.info ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- tokyo2020.biz ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- tokyo2020.jp ⇒ 公式サイト(日本語版)
- 東京2020.com ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- 東京2020.jp ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- tokyo-2020.com ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- tokyo-2020.net ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- tokyo-2020.org ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- tokyo-2020.info ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- tokyo-2020.biz ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
- 東京-2020.jp ⇒ 他者による取得(サイト未開設)
ちょっと東京2020オリンピック・パラリンピック承知委員会の準備不足の感も否めませんが、今後ドメイン取得者へ譲渡などの交渉をしていくことと思われます。特に「tokyo2020.com」は喉から手が出るほど欲しいドメインだと思います。
東京オリンピック開催決定前の関連ドメイン取得状況
こういったオリンピック関連のドメインの取得競争は、その開催が決定される前の開催地として申請を表明する時点から始まります。2020年の開催地として東京が申請を行ったのは2011年6月17日となります。当時の石原都知事が東京都議会定例会の所信表明にて、2020年のオリンピックについて東京への招致を目指すと発言したことから始まりました。
石原都知事の発言の翌日2013年6月18日時点での関連ドメイン取得状況については、『2020東京五輪開催に向けた「tokyo2020」ドメイン取得の状況』にまとめてあります。すでに主要どころは取得済みとなっていました。世の中には強者がたくさんいるものです…。
ちなみに、9月7日〜9月8日のブエノスアイレスで行われたIOC総会での投票直前での関連ドメイン取得状況についても一応チェックしておいたので紹介しておきます。
やっぱり東京の前評判は高かったので、超重要ドメイン「tokyo2020」はすべて取得済みとなっていました。ただ、それ以外のドメインに関しては、まだ未取得なのものありました。
今後どんなドメインを取得したらよいか
すでに主要なドメインの取得は進んでしまっていますが、オリンピック関連のサイトを運営したい場合、やっぱり2020東京オリンピックにちなんだドメインが欲しいところです。ドメイン業界にいた経験を活かして、ちょっと使えそうなドメインを考えてみたので以下に紹介します。
- tokyo2020jp
- 「tokyo2020jp」は東京2020招致委員会のTwitter公式アカウントにもなっているので、親和性も高いかなと思っています。そして.com, .net, .org以外はまだ現時点では取得されていません。SEO的にも強く、オススメです。
- tky2020
- tokyoを省略してtkyにした形。ドメインは短ければ短いほど価値は高くなるので、そう言う意味ではバッチリ。ただtkyで東京をイメージできるかどうか、若干不安な所。現時点では.com, .net, .jpのみの取得。
- tokio2020
- 海外では東京のことを「tokio」と表記する場合もあります。海外向けのドメインとして考えたら◎だと思います。すでに取得は進んでいて、現時点では主要どころでは.in, .asiaのみが残っています。
- toukyo2020 / tokyou2020 / toukyou2020
- 意外と穴場なドメイン。ローマ字表記で「とうきょう」の「う」の部分を入れたドメイン。これは日本人向けの良いドメインだと思います。「東京」のことを「toukyou」と入力する人はけっこうな数いるんじゃないでしょうか。そして驚いたことに「tokyou2020.com」以外は現時点ですべて取得可能な状態になっています。ただ見た目はかっこわるいドメインですね…。
ドメインの取得は先願主義に乗っ取っているので、原則「早い者勝ち」となっています。取得しようと思った時に取得するのがよいと思います。上記で紹介したドメインもすでに取得されているかもしれないので、関連ドメインの取得を考えている方は、お早めに取得することをおすすめします。
安くドメインを取得したい場合は以下のレジストラがオススメです。
- スタードメイン
- .info⇒680円、.net⇒850円、.com/.org/.biz⇒920円、.jp⇒2,480円
- リンククラブ
- .com/.net/.org/.info/.biz⇒770円、.jp⇒2,500円
また大手でしっかり管理したい場合は以下のレジストラがオススメです。
- お名前.com
- .com .net .org .info .biz⇒920円、.jp⇒2,980円
- ムームードメイン
- .com .net .org .info .biz⇒950円、.jp⇒2,980円
- ゴンベエドメイン
- 品揃えNo.1、取得可能ドメイン500種類!!
ドメインの取得はなかなか大変なものがあります。東京オリンピック関連のドメインで思ったようなドメインが取得できなかった場合は、次の2024年のオリンピック開催に向けてドメインを取得してみるのも面白いと思います。激戦と予想されている2024年のオリンピック開催招致活動もそのうち活発になってくるでしょう。ただ、2020年もそうですが、果たして2024年の世の中でドメイン単位でのウェブの運用というものが続いているかはなはだ疑問ですけどね…。ちなみに私も上記の中の関連ドメイン取得済みです…。
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