maesblog

検索サービスについて考える

大学では図書館情報学というマニアックな学問を専攻していました。世の中にある莫大な情報をどのように組織化し、どのような形態で提供するか。まさにデータベースや検索エンジンを学ぶには持ってこいの分野でした。

もちろん、資料の貸し出しやレファレンスサービスなど図書館員として働けるような訓練も受け、一応司書の資格も取得しています!!

そういうわけあって、本をはじめとする利便性の高い情報の検索サービスサイトを作ることを当面の目標としています。

で、PHPやJavaScriptの勉強がてら作った試作のサイトがあるんですが、最近こやつをどうにかしたいなーと思っております。

サイト作成に利用していたAPIの仕様が少しずつ変わったりしていて、挙動がおかしかったりする部分がだいぶ前から出始めています。去年、AmazonのAPIの仕様が変わった時は、さすがに動かなくなったので直しましたが、それ以外はほぼ放置気味です。

にもかかわらず、アクセス数が伸びに伸びて困っています・・・。最近ではだいたい1日に1200~1300くらいのアクセスがあります。おかげ様で、Google AdSenseの広告収入もウハウハなことになっていますが・・・

そんなわけで、そんなオンボロサイトをリニューアルするのもタイミング的にはまさに今が時期かなと考えているところです。

かつて図書館で働いたこともあり、利用者の情報検索をサポートする機会にも恵まれました。利用者により検索スキルはさまざまであり、検索というものを考える上で、それはそれは大変いい経験になっています。

そんなこともあり、「情報を探す」ということに関して、個人的に思うことがたくさんあります。

情報を探す側のリテラシーの向上という面も大事ではありますが、情報を提供する側において、以下の点が大変重要なことだと思っています。

  • どれだけ情報をうまく分類し整理することができているか
  • どれだけ情報を探しやすいような仕組みを作っているか

最近はGoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索することが当たり前の時代になっています。これらの検索サイトでは、システム的には日々新しい技術が生まれては取り入れられ、我々の求めている情報に限りなく近い情報を提供することも可能になりつつあります。

ただ、ユーザーインターフェースの面では、この10年見ても、それほど大きな変化がないのは、不思議に思っているところです。決して完成されたものであるとは思わないのですが、もっともっと使いやすく、探しやすいように進化してもよいと思うのですが、なぜ変わらない?

検索エンジン付きのポータルサイトとして利用者数の少ないサービスは、せめてこの辺りにでも力入れれば、もっともっと利用者が増えるようになるはずなんですが、なぜやらない?

大勢の人が利用するため、誰もが利用出来るように、シンプルな作りが良いという答えで片付けてしまっていいのでしょうか?

そんなことをずっと考えているわけです。

検索ページには、検索フォームと検索ボタン、検索結果ページには、ページのタイトルと内容とURLと・・・。個人として何かできるとしたら、この部分だと考えています。

例えば、何か検索している時に、思うような検索結果が得られないと思ったら、キーワードを変更していくと思います。

そして検索していった結果、結局、変更前のキーワードで検索した結果の方が、まだましだったということがあると思います。

そうした時にどんなキーワードで検索したか、忘れてしまうこともあると思います。

この土日、仕事でサービスの申し込みフォームを作っていました。申し込みフォームというと、簡単に言えば、「入力フォーム ⇒ 確認画面 ⇒ 完了画面 ⇒ メール、DB」というような流れになっています。

ここで必要なのは、入力した情報を保持しておくことになるのですが、そこで、セッション、クッキーといった仕組みを使うことになります。

そう、このセッションやクッキーなどを使って、検索したキーワードを保持させ、検索結果のページのサブ画面などに履歴として表示させるだけでもだいぶ使い勝手のよい検索サービスになるんだろうな~と思った次第です。

検索サービスにはまだまだ進化の余地は残されていると思います。私も何らかの形で貢献していければなんて思ったり。

関連記事

コメント

  • 必須

コメント