10月24日にAppleのMacBook Proシリーズが静かにアップデートされました。一世代前のモデルと比べて、スペック以外に特に大きな変更はないようで、マイナーアップデートに留まっています。
今回のアップデートの主な内容は以下の通りです。
- CPUの強化(前モデルより最大2倍の速さ)
- GPUの強化(前モデルより最大2倍の速さ)
- HDDの容量アップ
- 本体価格の値下げ(前モデルより4,000円〜6,000円ほど値下げ)
今回はCPU、GPUの強化がメインですね。前回のモデルチェンジの時はCPUにSandyBridgeの採用や新しいインターフェースThunderboltの採用など多少の話題性がありましたが、今回は特にそういったものはないようです…。
ただやっぱりなんだかんだで性能が向上することは何よりもうれしいポイントだったりします。ちょうど私は前モデルのMacBook Pro 15インチ(Early 2011)を3月に購入したばかりなんですが、約半年で速度が最大2倍ってうらやましいかぎりです。しかも安くなっている。もうちょっと待てば良かったかななんて思ったり…。
参考になるかどうかわかりませんが、Apple Storeで比較的高スペックにカスタマイズした私のMacBook Pro 15インチと同レベルに今回の新モデルをカスタマイズした場合のスペックと価格を出して比較してみました。
私のMacBook Pro (Early 2011 15インチモデル) | 新MacBook Pro (Late 2011 15インチモデル) | |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7 2.3GHz(2820QM) [標準価格から+22,845円] | Intel Core i7 2.5GHz [標準価格から+21,098円] |
GPU | AMD Radeon HD 6750M 1GB | AMD Radeon HD 6770M 1GB |
メモリ | 8GB [標準価格から+18,480円] | 8GB [標準価格から+18,480円] |
HDD | 500GB(7200rpm) [標準価格から+0円] | 750GB(7200rpm) [標準価格から+4,226円] |
ディスプレイ | 15インチ高解像度光沢ワイドスクリーンディスプレイ(1680×1050) [標準価格から+9,135円] | 15インチ高解像度光沢ワイドスクリーンディスプレイ(1680×1050) [標準価格から+8,452円] |
価格 | 240,260円(税込) | 237,056円(税込) |
こうして見てみると、メモリとディスプレイ以外は性能がアップしているにもかかわらず、価格は3,000円ほど安く収まっています。今回の新モデルでは上記の価格からプラス4,223円で高解像度非光沢ワイドスクリーンディスプレイに変更することも可能なので、非光沢のディスプレイにしてやっと私のMacBook Proと同じくらいの価格となります。
私がMacBook Proを買ってひとつ後悔しているのが、光沢のディスプレイを選んでしまったことです。今はだいぶ慣れましたが、やっぱり反射しない非光沢ディスプレイの方が目にも優しいし、画面に集中いやすいと思っています。なので、上記のスペックでディスプレイを非光沢に変更した新モデルは、かなりお買い得な感じがしています。さらに、この価格であれば、もう少し頑張ってSSDに変更することもできますね。
半年間我慢した方であれば、待った甲斐がありそうなモデルなのではないでしょうか。地味なアップデートではありましたが、前モデルの購入者にとっては「やられた感」の強いアップデートだったと思います…。ただGeekbenchによるベンチマークの結果を見ると、それほど性能に差がないことがわかり、ちょっとホッとしていますw
- 新旧MacBook Proベンチマーク結果
- ⇒MacBook Pro (Late 2011) ベンチマーク | MACお宝鑑定団Blog[羅針盤]
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