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Chromeの多機能版と言える最新Webブラウザー「Vivaldi」

vivaldi

「Vivaldi(ヴィヴァルディ)」というWebブラウザーをご存知でしょうか?Vivaldiは2016年4月6日にメジャーバージョンとして正式公開されたWebブラウザーです。Vivaldiは、「Opera」というWebブラウザーの開発元であるOperaの創設者の一人ヨン・スティーブンソン・フォン・テッツナー(Jon Stephenson von Tetzchner)氏によって創設されたVivaldi Technologiesによって開発されています。

つまりは、Operaの血を引くブラウザーとでも言うのでしょうか。開発された経緯としては、ブラウザーのOperaが、そのレンダリングエンジンをChromeと同じBlinkというものへ変更した際に、もともとOperaに備わっていた機能がそぎ落とされたようで、その際に多くのOperaファンから不満の声が上がったと言います。その受け皿としてVivaldiが開発されたということです。(Wikipediaより

Vivaldi自体もBlinkベースで開発されていて、後ほど詳細を書きますが、ほとんどChromeと同じような使い方ができます。いわばOperaの血を引きつつも、Chromeをさらに高機能化したブラウザーと言えるでしょう。これまでChromeを使っていた方ならば問題なく移行できるかと思います。

ちょうど2日前の2017年2月8日に最新バージョンとなる「Vivaldi 1.7」が公開されました。紹介するには良いタイミングだと思ったので、今回取り上げることにしました。

Vivaldiの特徴

それでは、さっそくVivaldiとは、どんなブラウザーなのかその特徴をご紹介します。Vivaldiに特有の機能として、公式サイトには以下の点が挙げられています。

  • ブラウザを自分の好きなようにカスタマイズできる

    Vivaldiは、タブの位置を画面の上下左右好きなところに配置できたり、アドレスバーの位置を上か下かに配置できたり、自由にブラウザのテーマを変更できたり、変更できる自由度が高いです。

  • ノート機能が付属している

    Vivaldiには簡単なメモを取れるノート機能があります。そのページへのリンクと一緒に保存しておくことができます。カメラボタンを押すと、簡単にスクリーンショットをノートに含めることもできます。このスクリーンショット機能がv1.7から追加されました。

  • タブ管理機能が充実している

    ブラウザのタブをたくさん開いて使う方にありがたい機能が備わっています。複数のタブを一つにまとめたり、画面を分割して複数のタブを同時に開くといったことができるようになっています。

  • クイックコマンド機能

    これが意外と便利だったりします。MacやiPhoneのSpotlightのようなものです。「Command + E」や「F2」キーを押すと、クイックコマンド機能が立ち上がります。クイックコマンドでは、開いているタブ、ブックマーク、履歴、設定項目を対象に検索を行うことができます。

Vivaldiの公式サイトに掲載の以下の動画を見てもらうとVivaldiの特徴がよくわかるかと思います。

その他以下のような特徴もあります。Chromeの機能拡張やデベロッパーツールも使えるようになっているので、Chrome以上に使えるブラウザだと思いませんか?

  • Chromeの機能拡張(Chrome Extension)をChromeと同じように、Chromeウェブストアからインストールできる
  • マウスジェスチャー機能がデフォルトで利用でき、自分の好きなように設定も可能
  • 同様にキーボードショートカットキーの割り当ても自分の好きなように設定可能
  • 開発者向けにはChromeと同じデベロッパー・ツールが用意されている

まだまだVivaldiの機能を紹介しきれていませんが、以下の記事などで詳しくVivaldiの機能について知ることができると思いますので、ご紹介しておきます。

まとめ

実際に使ってみると、よりVivaldiの便利さを実感できるかと思います。基本的に中身はChromeであり、そこにVivaldi特有の機能がついたものなので、Chromeよりも便利だということがわかるかと思います。それから個人的に注目している点は、VivaldiのUI(ユーザーインターフェース)がReactなどのWeb技術で作られているというところです。React好きとしては、こういうところがすごく好感持てます。

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