備えあれば憂い無し。商標保護を目的としたアダルトサイト向け「.xxx」ドメインの取得について

「.xxx(ドット・トリプルエックス)」ドメインは今年の3月にICANNによって承認されたスポンサードトップレベルドメイン(sTLD : sponsored Top Level Domain)で、アダルトサイト専用のドメインとなります。ドメインの目的が目的なだけに、今後その動向が注目されるドメインのひとつでもあります。「.xxx」ドメインのレジストリ(管理機関)であるICM Registryによると、今年の12月6日に「.xxx」ドメインの一般登録を開始するということで、すでに予約登録の受け付けを開始しているレジストラも出てきています。

.xxxドメイン

この「.xxx」ドメインの導入により、アダルトサイトとそうでないサイトをこの際きっちり分けようというのがその目的のようです。ドメインによってアダルトサイトかどうか判別が可能となれば、家庭などでのブロックも容易になります。現にインドでは国全体で「.xxx」ドメイン全てをブロックすることが決まったりしているようです。ただ、これはあくまでも理想の話であり、現実はあまりうまくいかないような気がします。

そんな「.xxx」ドメイン、取得の話となれば一見われわれにはあまり関係ないことのように思われますが、企業やサイト運営者にとっては見過ごしてはいけない側面を持ち合わせています。それが商標の問題です。

自社のドメイン名やブランド名と同じドメイン名の「.xxx」ドメインがあったとします。その同じドメイン名の「.xxx」ドメインのWebサイトの内容や運営方法などによっては、自社のブランドイメージを損ないかねない危険性を秘めています。また、第三者に取得されることにより、高額での買取を要求される可能性も否めません。

そうしたことを考慮してか、INTERLINK(インターリンク)の運営するドメインサービス「Gonbei Domain(ゴンベエドメイン)」では、7月28日より非アダルトサイト運営企業向けに「商標保護を目的」とした「.xxx」ドメインの先行登録予約の受け付けを開始しています。

「商標保護を目的」としているので運用はできないようですが、予約申請費用とドメイン保護費用(※更新費用不要)のみで、永続的に保護されるようです。

ドメインの販売方法として、すごく面白いと思いました。昨今はGMOグループのドメインの低価格化戦略の話題ばかりが目立つドメイン業界ではありますが、まだまだ低価格競争に参加せずともドメインを売る方法はあるんだなあと感心しました。一匹狼のごとく独自低価格路線を突き進んでいたバリュードメインもついにGMOグループの傘下に入ってしまいましたし、近頃のドメイン業界はGMOグループによって独占されそうな勢いで進んでいます。そうした中でもGonbei Domainのような非GMO系のサービスがこのように話題を振りまいてくれることは大変喜ばしいことです。打倒GMOではないですが、今後とも低価格競争とは関係のないアイデア勝負でがんばってもらいたいですね!

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